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赤松林太郎先生 公開レッスン

高松で開催された 赤松 林太郎先生の公開レッスンを聴講しました。

中高生3名が弾くベートーヴェンは、それぞれに曲も様々、音色も様々、音楽も様々。

赤松先生のアドバイスで、みんな演奏が別人のようにガラリと変わるのだけど、それぞれにその人らしさが一層引き立つのが不思議。

緊張して、見るからに聴くからに硬くなっていた生徒さんの演奏も、みるみる躍動して輝き始める。

 

赤松先生のレッスンはこれまでに何度も聴講させていただいたけれど、どの生徒さんも受講後には必ず充実した笑顔になります。

レッスンで、必要な知識、適切な技術練習方法を伝授することはもちろん大切だけれど、もっと根本的に大切なのは、それによって受講した生徒が「もっと弾きたい!」「もっと深めたい!」「ピアノ楽しい!音楽楽しい!」という気持ちになること、やる気に火を付けることだと痛感します。

赤松先生のアドバイスで演奏ががらりと変わり、「自分がこんな演奏をするなんて!」と高揚しきっている生徒さんに赤松先生が「そう!」「そういうこと!」と深い共感のこもった言葉をかけ、生徒さんの顔が自信と達成感に満ちてくる。

 

そして、赤松先生のレッスンでは、受講した生徒さんのみならず、聴講した我々まで、こうして音楽に携わっている幸福を再認識し、今後のレッスンへの活力をもらって帰るのです。